東京消防庁の面接で何を聞かれるのか、想像だけで不安になっていませんか?
結論から言うと、面接では志望動機・自己PR・想定外の対応力の3系統の質問が中心です。
この記事では、受験者・合格者から集めた質問例を区分別に整理し、回答の組み立て方を解説します。面接カードの記入例は過去の受験者の体験談として扱い、2026年度の共通ルールとは区別します。
一次試験を突破した、または二次試験の面接対策を進めている受験生に向けた内容です。
TOMO LABO面接は模範解答の暗記より、自分の経験を言葉にする力が試される場です。質問の型を知って、一緒に準備を進めていきましょう!
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東京消防庁の二次試験・基本情報
2026年度の東京消防庁の第2次試験は、午前開始・午後開始に分かれ、全体の所要時間は約4時間です。試験科目は個人面接(口述試験)と身体・体力検査です。Ⅰ類・Ⅲ類の公式試験案内・公式試験案内に基づきます。
あわせて一次試験で実施した論文試験は、教養試験が一定の点数に達した受験者を対象に採点され、一次試験の合否そのものに影響します。
さらに最終合格は一次試験・二次試験の成績と受験資格の確認結果を総合して決まるため、一次で書いた論文の評価は最後まで効き続けます。
体力検査の実施種目は7種目です。
東京消防庁の公式案内には上記7種目が示されています。種目ごとの準備方法は東京消防庁の体力試験対策でも確認できます。
2026年度の公式案内には、第2次試験の開始時間帯と所要時間、試験科目が掲載されています。当日の詳しい集合時刻・順序・持ち物は受験票やマイページの指示を確認してください。
過去の受験者の進行順を、今年の全受験者に当てはめないようにしましょう。
午前開始・午後開始に分かれ、全体で約4時間
- 自分の集合時刻・当日の案内は受験票やマイページで確認する
- 個人面接と身体・体力検査の両方に備える
- 過去の「終日・昼休憩あり」の進行を今年の予定と決めつけない
午前開始・午後開始のどちらでも実力を出せるよう、面接回答と体力検査の準備を分けて進めましょう。



集合時刻を前日までに確認し、移動時間と体調を整えて臨みましょう。
受験者の回答が一致した、面接当日の様子
同じアンケートの41件から、複数の人が同じように答えた事実だけを抜き出しました。
- 面接官3人に対して受験者1人だった(41件中10件)
- 雰囲気は和やか・話しやすかった(41件中11件)
- 圧迫感のある面接官がいた(41件中3件)
- 面接シートや調査票の記載内容を起点に質問された(41件中7件)
- 違反歴・既往歴・持病の確認があった(41件中8件)
- 消防学校の集団生活について問われた(41件中9件)
出典:東消塾 合格者アンケート(2026年度・有効回答41件)。面接時間に触れた回答は1件のみのため掲載していません。
面接官は何を評価しているか
面接官が見ているのは、模範解答を正しく言えるかどうかではありません。
東消塾の指導現場で受験生と接していると、この誤解が対策を遠回りさせている場面によく出会います。
評価の軸として重視される傾向にあるのは、志望動機に一貫性があるか、組織の一員としてやっていけるかという点です。
体力面への意欲や、消防士としての使命感が問われる質問も定番といえます。
ここで見落とされがちなのが、その場で考えて言葉にする力です。
用意した文章を読み上げるような回答よりも、想定外の問いにどう反応するかが見られていると考えられます。
面接の雰囲気自体は、圧迫型よりも和やかで話しやすい進行になる傾向があるとされています。
とはいえ和やかだからといって、油断してよい場ではありません。
雑談のような流れの中でも、一貫した人物像を見せられるかどうかが評価につながります。
志望する業務だけでなく、組織全体への理解度も含めて総合的に判断されると捉えておきましょう。



緊張していても、自分の言葉で話そうとする姿勢はちゃんと伝わります。丸暗記より、等身大の自分を見せることを意識してください。
面接で実際に聞かれる質問リスト
ここからは、実際の受験者アンケートや合格者の記録をもとに、聞かれやすい質問を区分別に整理します。
質問の丸暗記が目的ではありません。
自分ならどう答えるかを、この段階でイメージしておくことが対策の第一歩です。
出願時に入力した内容や自分の経験がどう深掘りされるかは、あとの見出しであわせて解説します。
東消塾の面接質問解説動画。先に質問の全体像をつかみ、下の実例を自分の経験に置き換えてみてください。
志望動機を深掘りする質問(全13項目)
社会人区分と3類区分で、聞かれやすい質問の傾向が分かれます。
社会人区分の質問は、東消塾が実施した2025年度2回目試験の受験者アンケートによるものです。
3類区分・大卒見込み合格者の質問は、動画投稿者が紹介した合格者本人の記録によるものです。
志望動機は「なぜ消防士か」だけでなく「なぜ東京消防庁か」まで、一貫した言葉で語れるようにしておきましょう。
自己PRと人物像を問う質問
自己PRの場面では、ストレス発散方法や大きな怪我・病気の有無を聞かれることがあります。
部活動の経験は特に深掘りされやすいテーマです。
自己PRは、エピソードの数よりも一貫した人物像が伝わるかどうかで評価されると考えておきましょう。
想定外の状況対応を問う深掘り質問
その場で考えて話し切れるかどうかが重視される、という受験者の実感も紹介されています。
これらはいずれも東消塾が実施したアンケートによるものです。
一方、合格者本人からのアドバイスもあります。
志望している業務だけでなく、他の業務もある程度知っておいたほうがよいという声です。
予防の業務について知らないと厳しい場面がある、という指摘です。
自分の希望職種だけを掘り下げて答えられるようにするのではなく、組織全体への理解も準備しておく必要があります。
想定外の質問ほど、付け焼き刃の暗記では対応しきれません。



希望する業務だけを深掘りしていると、想定外の質問で言葉が止まってしまいます。組織全体への理解も、志望動機とセットで準備しておきましょう。


※消防官合格率81.5%は、2022〜2026年度の自社アンケート集計対象373名のうち合格者304名(304÷373)に基づく数値(2026年9月時点)。東京消防庁以外の消防本部を含みます。集計根拠と合格者300名の声
【2026年度】受験者が実際に聞かれた質問
以下は、東消塾が2026年度(令和8年度)Ⅰ類1回目の受験者に実施したアンケートで、実際に面接で聞かれた質問として寄せられたものです。
有効回答41件から質問文だけを抜き出し、個人が特定されない形に整理しました。
想定問答集ではなく、同じ年の同じ試験を受けた人が実際に投げかけられた言葉です。
何度も出てくる質問と、一度しか出てこない質問を分けて並べています。
志望動機・東京消防庁への理解
- なぜ消防官を目指したのですか。そのきっかけは(41件中15件)
- 数ある自治体の中で、なぜ東京消防庁なのですか(41件中18件)
- 地元の消防ではなく、東京を選ぶ理由は何ですか
- 人を助ける仕事なら警察や自衛隊でもできるのではないですか
- なぜこのタイミングで受験したのですか
- 今の仕事を辞めてまで目指す理由は何ですか(社会人の方へ)
- 東京消防庁について知っていることを教えてください(41件中8件)
- ホームページやパンフレットで気になったところはありますか
- 説明会や施設見学には行きましたか。何を感じましたか
- 入庁後にやってみたい業務、興味のある部隊はどこですか(41件中13件)
- 希望の部隊に配属されなかったらどうしますか
- 入庁前のイメージと実際にギャップがあったらどうしますか
- 将来どんなキャリアを歩みたいですか
- 併願先はどこですか。両方合格したらどちらを選びますか(41件中8件)
自己PR・人物像
- 自己PRをお願いします。あなたの長所と短所は(41件中11件)
- 学生時代に力を入れたことは何ですか(41件中12件)
- 部活動やサークルでの経験と、そこから学んだことは
- アルバイトの業務内容と、その経験をどう活かせますか
- 困難だった経験・挫折経験と、どう乗り越えたか(41件中8件)
- 今までで一番の失敗は何ですか
- 友人や周囲から、どんな人だと言われますか
- 趣味は何ですか。休日はどう過ごしていますか
- 最近気になったニュースはありますか
体力・適性・健康
- 持病や怪我、既往歴はありますか。違反歴はありますか(41件中8件)
- 高いところ・狭いところ・暗いところは大丈夫ですか(41件中6件)
- 救急現場や災害現場には凄惨な現場もありますが大丈夫ですか
- ストレスは溜まりやすいほうですか。発散方法は(41件中5件)
組織・チームワーク
- 消防学校は集団生活ですが大丈夫ですか(41件中9件)
- 年上・年下が混じる中で、周囲をまとめていけますか
- 苦手なタイプの人とはどう付き合いますか。意見がぶつかったときは(41件中6件)
- チームで活動するときに大切にしていることは何ですか
- 公務員に法令遵守が厳しく求められるのはなぜだと思いますか
意表を突かれた質問(いずれも1名ずつ)
- 昨日はよく眠れましたか。今日は何時に着きましたか
- 「意地悪な質問になってしまうけど」と前置きしたうえでの志望理由の深掘り
- パンフレットのキャッチコピーは何を意味していると思いますか
- 正直、東京で働きたいだけではないですか
- みんな同じことを言うので、あなたの覚悟を見せてください
- 希望の部隊で活躍できる機会は多くないかもしれませんが、それでもなりたい理由はありますか
出典:東消塾 合格者アンケート(2026年度・有効回答41件)。かっこ内は同じ趣旨の質問に言及した人数です。
2026年度のエントリーシートと過去の面接カード例
2026年度の東京消防庁Ⅰ類・Ⅲ類の公式案内では、出願時のエントリーシート入力と第2次試験の個人面接が確認できます。面接当日に別の「面接カード」を全員が記入するかどうかは、この公開案内からは確認できません。以下の表は過去の受験者が紹介した記入例で、2026年度の共通項目ではありません。
上記は動画で紹介された、過去の大卒見込みの女性合格者1人の記録です。現在の入力欄や当日の配布書類と同一とは限りません。
まずは出願時に入力したエントリーシートの控えと、自分の経験を整理しておきましょう。
提出した内容について面接で問われても、一貫して説明できるように準備します。
前の見出しで紹介した「志望動機を深掘りする質問」や「自己PRを問う質問」は、出願時に書いた内容を振り返る練習にも使えます。
たとえば併願先について聞かれた場合、東京消防庁を志望する理由を自分の言葉で説明できるか確認しておきましょう。
体力面に不安があるなら、現在の対策と改善のために続けていることを具体的に話せるようにします。
大切なのは、実際に提出する書類の内容を控え、深掘りされたときの根拠やエピソードまで準備することです。



書類の形式や記入項目は年度・区分ごとの案内を優先してください。提出内容を見返し、深掘りされたときの答えまで考えておきましょう。
評価される回答の組み立て方とNG例
質問リストを覚えても、答え方が整理されていなければ本番で力を発揮できません。
ここからは、合格者のアドバイスをもとに、評価される回答の型とNG例を整理します。
結論から話す回答の型
合格者の記録では、面接の雰囲気は和やかで話が弾んだと紹介されています。
その上で本人が挙げていたアドバイスは、自分が持っているものを素直に伝えればよいという点でした。
これは動画投稿者が紹介した、合格者本人の言葉によるものです。
素直に伝えるとは、遠回しな前置きを重ねることではありません。
まず結論となる自分の考えを一言で示し、そのあとに具体的なエピソードで裏付ける構成が基本です。
東消塾の指導現場でも、結論を先に置く型は繰り返し推奨してきた考え方です。
同じ合格者は、志望している業務だけでなく他の業務もある程度知っておいたほうがよいとも述べていました。
結論を裏付けるエピソードに厚みを持たせるには、この視野の広さが土台になります。
一問一答の丸暗記ではなく、結論とエピソードをセットで用意しておきましょう。
NG回答とOK回答の対比
先ほど紹介した合格者のアドバイスから、NGになりやすい回答の傾向を逆算して整理します。
志望する業務のことしか答えられず、他の業務を聞かれた途端に「分かりません」で終わる。
他の業務にも理解があることを一言添える
志望業務への熱意を示したうえで、他の業務にも一定の理解があることを一言添える。
視野の狭さが、そのまま人物評価の材料にされかねません。
結論を言わず、経緯や背景から長々と話し始める。
先に結論、そのあとに理由を続ける
先に結論を一言で示し、そのあとに理由やエピソードを続ける。
面接官が最初に知りたいのは、まず何を考えているかという結論部分です。
このNG例は、合格者のアドバイスから東消塾が構成した想定例であり、実際の不合格事例そのものではありません。
自分の回答が結論から始まっているか、視野の広さを一言添えられているか、この2点を練習の段階でチェックしてみてください。



NG例とOK例を見比べると、差は話す内容の量ではなく組み立て方だとわかります。結論を先に言う練習だけでも、回答の印象は大きく変わりますよ。
よくある質問
- 東京消防庁の面接ではどんな質問が中心ですか?
-
面接では志望動機や自己PR、想定外の対応力に関する質問が中心で、模範解答の暗記より自分の経験を言葉にする力が試されます。
- 2026年度は面接カードを記入しますか?
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2026年度の公式案内には出願時のエントリーシート入力と第2次試験の個人面接が示されていますが、当日に別の面接カードを記入するかは公開案内だけでは断定できません。本文の表は過去の受験者1人の記録です。実際の手順は受験票・マイページで確認してください。
- 面接で評価される回答はどう組み立てればよいですか?
-
まず結論となる自分の考えを一言で示し、そのあとに具体的なエピソードで裏付ける構成が基本で、視野の広さを添えると評価されやすくなります。
まとめ:面接対策は準備量で決まる
東京消防庁の面接は、模範解答の暗記ではなく、その場で考えて言葉にする力が評価される試験です。
志望動機・自己PR・想定外の対応という3系統の質問を、区分別に見てきました。
出願時に記入した内容や自分の経験を見返し、深掘り質問にも説明できるようにしておきましょう。
回答は結論を先に示し、エピソードで裏付ける型が基本です。
視野の広さを一言添えるだけで、NG回答をOK回答に変えられます。
準備の量が、そのまま本番の落ち着きにつながります。
1人で対策を進めるのが不安なら、抱え込まずに相談してください。



ここまで読んだ内容を一度に完璧にする必要はありません。質問リストと回答の型、出願内容の振り返りから一つずつ準備を進めていきましょう。














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