
殉職(じゅんしょく)とは、職務を果たそうとして命を失うことです。
消防士・警察官・自衛官のように、公務で危険と向き合う職業でよく使われます。
総務省消防庁の「令和7年版消防白書」によると、令和6年中に公務で亡くなった消防職員は3人でした。
消防団員3人を含めると6人です。
この記事では、殉職の意味と公務災害との違い、消防士の殉職率、警察官・自衛官との比較、過去12年の推移、殉職した際の補償、殉職を防ぐ取り組みまで解説します。
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殉職とは?


殉職とは、公務などの職務を遂行している最中に命を落とすことを指します。消防士に限らず、警察官や自衛官など命の危険を伴う職業において使われるのが一般的です。
消防士の場合、火災現場での消火活動や人命救助の最中に起きた事故、建物の倒壊、爆発、煙や有毒ガスによる中毒などが原因で殉職するケースがあります。
ただ、殉職は単なる事故死とは異なります。そのため、殉職者には特別な手当や補償金が支払われるのが一般的です。



殉職はあってはなりませんが、危険な活動を行う以上どうしても殉職する可能性があります。
殉職の読み方と辞書の定義
殉職は「じゅんしょく」と読みます。
「殉」には「命をささげる」という意味があり、職務に命をささげることを表します。
| 辞書 | 定義 |
|---|---|
| デジタル大辞泉 | 職責を果たそうとして命を失うこと |
| 精選版 日本国語大辞典 | 職務のために死ぬこと。職責を果たすために命を失うこと |
殉職と公務災害・労災死の違い
「殉職」は法律で定義された言葉ではありません。
公務員の場合、補償は「公務災害」として認定されるかどうかで決まります。
| 言葉 | 意味 | 主な対象 |
|---|---|---|
| 殉職 | 職務を果たそうとして命を失うこと(一般的な呼び方) | 消防士・警察官・自衛官など |
| 公務災害 | 公務が原因の負傷・疾病・死亡。地方公務員災害補償法などで認定 | 公務員全般 |
| 労働災害(労災) | 業務や通勤が原因の負傷・疾病・死亡。労働者災害補償保険法で認定 | 民間の労働者 |
つまり、殉職は「言葉」、公務災害は「制度上の認定」です。
本記事の殉職者数は、消防白書の「公務による死者」の数を使っています。
殉職という言葉が使われる職業
消防士・警察官・自衛官・海上保安官のほか、山岳救助や紛争地での取材など、公共性が高く危険を伴う職務で使われます。
民間企業の業務中の死亡は、一般に「労災死」や「業務中の事故」と表現されます。
▶ 動画「【殉職】特別救助隊員が現場で見たものとは?」で分かること
- 特別救助隊員が殉職事案の現場で見たもの
- 現場での危険判断と優先すべき行動
- 殉職を防ぐために隊員が意識していること
東消塾YouTubeより。元東京消防庁職員の講師が解説しています。
【2026年最新】消防士の殉職率


総務省消防庁の令和7年版消防白書によると、令和6年(2024年)中に公務によって死亡した消防職員は3人です。
内訳は、以下の通りとなっています。
| 区分 | 消防職員の死者数 |
|---|---|
| 火災 | 0人 |
| 風水害等の災害 | 0人 |
| 救急 | 1人 |
| 演習・訓練等 | 2人 |
| 特別警戒 | 0人 |
| 捜索 | 0人 |
| その他 | 0人 |
| 合計 | 3人 |
同年に死亡した消防団員は3人で、消防職員と消防団員を合わせた公務による死者は6人でした。



同じ年の公務による負傷者は、消防職員1,353人・消防団員674人でした。死者だけでなく負傷者も毎年出ています。
消防士の殉職率は約0.0018%
令和6年4月1日時点の全国の消防職員数は168,898人です(令和7年4月1日時点は169,730人)。
令和6年中に公務で死亡した消防職員3人を単純に消防職員数で割ると、割合は約0.0018%となります。
ただし、これは消防庁が「殉職率」として公式発表している数値ではなく、公表されている消防職員数と公務による死者数から算出した参考値です。
また、年度によって災害の発生状況や公務中の事故件数は変わるため「消防士の殉職率は必ず○%」と固定的に考えることはできません。
令和6年は訓練中の死亡が2人
令和6年中の消防職員の公務による死亡3人の内訳は、演習・訓練等が2人、救急が1人でした。
火災活動中の死亡は0人です。
消防士の仕事では災害現場だけでなく、実際の活動を想定した訓練にも危険が伴います。
そのため、「火災現場だけが危険」と考えるのではなく、消防活動全体で安全管理を徹底することが重要です。
火災出動時の殉職は「放水開始から鎮圧前」に集中
年によって内訳は変わりますが、過去の火災出動時の殉職事故を分析した資料もあります。
以下のグラフは、殉職者50名がどの段階で殉職したかをまとめたものです。


「放水開始〜鎮圧前」が31名で最も多く、「屋内進入〜放水開始前」が6名、「現場到着前」が5名でした。
他にも、災害出動中の殉職が大半を占めています。



「現場到着前」の5名は、災害出動中における交通事故が原因で殉職しています。
訓練中に殉職したケースもある
消防士の殉職と聞くと、災害現場を思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし、訓練中に殉職したケースもあります。
令和5年10月には、新潟県柏崎市でダイバー養成訓練中だった男性消防士が事故で殉職しています。
他にも、訓練中に消防士が殉職したケースは多いです。
参考:潜水訓練中の消防士死亡、24時間勤務後に参加 消防本部を家宅捜索:朝日新聞
市民の方の命を救う消防士ですが、危険な現場で活動するためには日々の訓練も実践形式で極めて過酷です。
結果として、訓練中に予期せぬ事故により殉職に繋がっていると考えられます。



訓練中も「公務中の死亡」として扱われるため、殉職と認定されます。
消防士と他の公安職との殉職率の違い


消防士の殉職率は、全体で見ると年間0.1%以下となっており、低いと感じるかもしれません。しかし、実際に殉職者が出ていることから、本当に低いと言えるのでしょうか。
消防士の殉職率について考えるなら、他の公安職との殉職率の違いについても理解しておくことが大切です。



消防士と同じ公安職の「警察官」と「自衛官」の殉職率を紹介します。
警察官の殉職率
警察官の殉職率は、正確にはわかりません。なぜなら、警察官の殉職者は公式に発表されていないからです。
警察庁の資料によると、令和7年度の全国の警察官数は約25万5,700人です。
殉職者数は公式統計として毎年公表されていないため、消防士のような殉職率は算出できません。
参考:警察庁 東北管区警察局「都道府県 警察官数(令和7年度)」
報道では毎年、事件対応や交通取り締まり中の殉職が伝えられています。
公式の集計がないため、消防士との単純な比較はできません。



警察官は災害出動だけでなく、凶悪犯罪に関連する業務も多いため殉職する可能性のある場面は増えるでしょう。
自衛官の殉職率
防衛省によると、令和7年3月31日時点の自衛官の現員は220,252人(定員247,154人)です。
令和7年10月の自衛隊殉職隊員追悼式では、直近1年間に公務災害と認定された30人が新たに追悼されました。
単純に割ると約0.0136%で、消防職員の参考値(約0.0018%)より高い水準です。
追悼式の対象期間は暦年と異なるため、あくまで目安として見てください。



追悼式の対象は前年9月から当年8月までに認定された分で、暦年の統計とは期間が異なります。殉職率はあくまで参考値として考えておきましょう。
参考:首相官邸「令和7年10月11日 自衛隊殉職隊員追悼式」、防衛省「自衛官等の充足・採用状況」
【過去12年分】消防士の殉職者数一覧


過去12年における消防士の殉職者数や殉職理由、殉職率は以下の表を参考にしてください。
| 対象年 | 消防職員数 | 殉職者数 | 殉職率 | 殉職理由 |
|---|---|---|---|---|
| 令和6年 | 168,898名 | 3名 | 0.001776% | 救急1名、演習・訓練等2名 |
| 令和5年 | 168,337名 | 4名 | 0.002376% | 演習・訓練等1名、その他3名 |
| 令和4年 | 167,510名 | 2名 | 0.001194% | 火災1名、その他1名 |
| 令和3年 | 167,073名 | 2名 | 0.001197% | 救急1名、その他1名 |
| 令和2年 | 166,628名 | 6名 | 0.003601% | 火災4名、演習・訓練等1名、その他1名 |
| 令和元年 | 165,438名 | 8名 | 0.004836% | 火災4名、演習・訓練等1名、その他3名 |
| 平成30年 | 164,873名 | 7名 | 0.004246% | その他7名 |
| 平成29年 | 163,814名 | 15名 | 0.009157% | 火災1名、風水害等の災害1名、演習・訓練等10名、その他3名 |
| 平成28年 | 163,043名 | 0名 | 0% | 0名 |
| 平成27年 | 162,124名 | 5名 | 0.003084% | 捜索1名、その他4名 |
| 平成26年 | 161,244名 | 8名 | 0.004961% | 風水害等の災害1人、その他7人 |
| 平成25年 | 160,392名 | 5名 | 0.003117% | 捜索1人、その他4人 |
参考:1.消防組織 | 令和4年版 消防白書
参考:資料2-1-3 消防機関数と消防職団員数の推移 | 令和3年版 消防白書 | 総務省消防庁
参考:資料2-3-1 消防職団員の公務による死傷者数 | 令和5年版 消防白書 | 総務省消防庁
参考:資料2-3-1 消防職団員の公務による死傷者数 | 令和4年版 消防白書 | 総務省消防庁
参考:資料2-3-1 消防職団員の公務による死傷者数 | 令和3年版 消防白書
参考:2.公務による死傷者の状況 | 令和2年版 消防白書
参考:2.公務による死傷者の状況 | 令和元年版 消防白書
参考:2.公務による死傷者の状況 | 令和元年版 消防白書
参考:2.公務による死傷者の状況 | 平成29年版 消防白書
参考:2.公務による死傷者の状況 | 平成28年版 消防白書
参考:2.公務による死傷者の状況 | 平成27年版 消防白書
参考:2.公務による死傷者の状況 | 平成26年版 消防白書
過去12年で殉職者が0名だったのは平成28年のみであり、他の年では2人以上の殉職者が発生しています。
さらに、多い年には15名の殉職者が発生しているのが現状です。



平成23年には、東日本大震災によって29名もの殉職者が発生しています。


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消防士が殉職する可能性がある場面


消防士の公務には、さまざまな危険があります。
主に注意が必要な場面は、以下の通りです。
それぞれ次項から解説します。



過去の殉職者が徹底できていなかったわけではありませんが、過去の教訓から学び今後同じようなことを起こさないことが大切です。
火災・救助などの災害活動
火災現場では炎や煙だけでなく、建物の倒壊、爆発、有毒ガス、急激な燃焼拡大などさまざまな危険があります。
消防士は要救助者の救出や消火活動を行いながら、自分自身と隊員の安全も確保しなければなりません。
そのため、消防機関では活動時の安全管理に関するマニュアルなどを整備し、事故防止に取り組んでいます。
救急活動
救急活動も、公務中の事故や健康被害が起こる可能性がある業務です。
令和6年中には、消防職員の公務による死者3人のうち1人が救急の区分となっています。
消防庁の統計では令和6年中に消防職員による救急出動が約770万回に上っており、消防業務のなかでも非常に大きな割合を占めています。
自然災害への対応
台風・豪雨・地震などの自然災害でも、消防職員は救助や避難誘導などを行います。
過去には、東日本大震災の際に避難誘導や水門閉鎖などに従事していた消防職団員が津波によって被災し、公務による死者数が大幅に増加しました。
大規模災害では通常の火災現場とは異なる危険が生じるため、事前の想定や活動判断が重要になります。
演習・訓練
消防士は実際の災害へ備えるため、日常的に消火・救助・水難救助などの訓練を行います。
令和6年中は、消防職員の公務による死者3人のうち2人が演習・訓練等でした。
また、公務による負傷者についても、消防職員1,353人のうち535人が演習・訓練等で負傷しています。
訓練も実際の災害活動と同様、安全管理を徹底して実施する必要があります。


消防士が殉職した際の手当や補償は?


消防士が殉職した際には、様々な手当てや補償を受けられます。
具体的な内容に関しては、以下の通りです。
- 殉職した階級から「二階級特進」する
- 死亡救慰金が支給される
- 退職金が支給される
殉職した後に家族が心配だと考えている方でも、様々な補償が充実しているため心配ありません。
殉職しないことが大前提ですが、知識としてどんな補償を受けられるのかを理解しておきましょう。



退職金だけが支給されるわけではないんです。
①殉職した階級から「二階級特進」する
消防士や警察官、自衛官には殉職者に対して「二階級特進」という制度が存在します。二階級特進とは、殉職者の功績を称えるとともに、階級を上げることで遺族への補償を手厚くすることです。
参考:警察官や消防隊員、自衛官などの殉職者は「二階級特進」慣例|NEWSポストセブン
ただ、消防本部によって階級の上り幅は異なるため、気になる方は希望する消防本部の二階級特進について調べておきましょう。



二階級特進は「特別昇任」と呼ばれることもあります。
②死亡救慰金が支給される
死亡救慰金とは、職員が殉職した際に危険の度合いや功労に応じて支給されるお金のことです。東京消防庁では、以下のように定められています。
| (死亡救慰金) |
|---|
| 第4条 死亡救慰金の額は,3,000万円以内において危険の度合い,功労その他を考慮して別表第1により支給する。 |
また、死亡救慰金の額は以下のように定められています。
| 危険の度合い | 功労の度合い | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 区分 | 最も高い | 非常に高い | 他界 | 抜群 | 顕著 | 多大 |
| 加算額 | 1,500 | 1,350 | 1,200 | 1,500 | 1,350 | 1,200 |
引用:東京消防庁救慰金の支給に関する規程



東京消防庁では、3,000万円以内を上限に支給されます。
③退職金が支給される
殉職した場合でも、退職金が支給されます。本人が殉職しているため、受け取りは遺族となり、「二階級特進」によって昇任した後の階級をもとに金額が決定されます。
退職金の計算方法は、以下の通りです。
給料月額が高いほど退職金も高くなるため、殉職によって昇任することを考えると、通常より高額な退職金が支給されます。



死亡救慰金を受けるべき遺族の順位は、配偶者、子、父母、孫、祖父母及び兄弟姉妹、その他の親族の順序となります。


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消防士の殉職を防ぐ安全対策
消防士は、火災・救助・救急・自然災害・訓練など、さまざまな場面で危険に直面します。
そのため消防庁や各消防本部では、安全管理規程や各種マニュアルを整備し、事故防止に取り組んでいます。
主な安全対策は以下の3つです。
それぞれについて詳しく解説します。
さまざまな状況を想定して訓練する
消防士は、火災・救助・水難・自然災害など、実際の現場を想定した訓練を繰り返しています。
災害現場では、建物構造や気象条件、火勢、地形などによって状況が大きく変わるため、一つのパターンだけを覚えていても十分ではありません。
消防庁も多様な災害を想定した訓練を日頃から行い、そのなかで安全な行動を身につけることが重要だとしています。
訓練を通じて判断力や連携力を高めることが、殉職や重大事故の防止につながります。



どんな状況でも臨機応変な対応力を養うために普段から訓練が必要です。
隊として安全を確認しながら活動する
消防活動は一人で判断して行動するのではなく、隊として情報を共有しながら進めることが基本です。
火災現場では、火勢や建物の状態、隊員の位置、退路、空気呼吸器の残量など、刻々と変化する状況を確認する必要があります。
そのため、隊長による指揮や隊員同士の声掛け、活動状況の共有を徹底し、危険が高まった場合には活動方法を変更する判断も求められます。
消防庁も安全管理マニュアルを示し、消防本部ごとの実情に応じた安全管理体制の整備を進めています。



一人で何かをしようとすると、不測の事態に対応できない可能性が高いです。
過去の事故やヒヤリハットを安全対策へ活かす
消防活動中に発生した事故や、事故には至らなかったヒヤリハット事例を共有することも重要な安全対策です。同じような状況で事故を繰り返さないためには、「誰が悪かったのか」だけではなく、活動手順や装備、指揮体制など組織全体の課題を振り返る必要があります。
消防庁では、過去の死傷事故や災害環境の変化を踏まえて安全管理マニュアルを見直しており、2026年7月にも「警防活動時等における安全管理マニュアル」の一部改正を行っています。
過去の事例を継続的に安全対策へ反映することが重要です。



痛ましい過去に向き合うことは、消防士に求められる責任の一つとも言えます。


消防士の殉職に関するよくある質問
最後に、消防士の殉職に関するよくある質問について回答します。
疑問を解消するためにも、ぜひチェックしてください。
Q.1:殉職とはどういう意味ですか?
殉職とは、一般的に職務や職責を果たす過程で命を失うことを指します。
消防士の場合、火災や救助などの災害現場だけでなく救急活動や自然災害への対応、訓練中などに公務上の理由で死亡するケースもあります。
ただし、「殉職」という一般的な言葉と、公務災害補償制度における認定基準は必ずしも同じではありません。
Q.2:消防士は年間何人くらい殉職していますか?
総務省消防庁の令和7年版消防白書によると、令和6年中に公務によって死亡した消防職員は3人です。
内訳は救急1人、演習・訓練等2人で、消防団員も3人が亡くなっています。
年によって人数には差があり、大規模災害や公務中の事故の発生状況によって変動します。
そのため、単年の人数だけではなく、複数年の推移もあわせて確認することが大切です。
Q.3:消防士は火災現場で殉職することが多いですか?
必ずしも火災現場での死亡が最も多いとは限りません。
令和6年中は、消防職員の公務による死者3人のうち、火災による死亡は0人でした。
一方で、救急活動で1人、演習・訓練等で2人が死亡しています。
消防士は火災だけでなく、救急・救助・自然災害・訓練など幅広い業務に従事するため、それぞれの場面で安全管理が重要です。
Q.4:消防士が殉職した場合、遺族への補償はありますか?
消防職員が公務上の災害によって死亡した場合、地方公務員災害補償法に基づく遺族補償や葬祭補償などの対象となります。
また、一定の条件を満たした場合には、所属する消防本部などの制度による救慰金や、殉職者賞じゅつ金などが支給されることもあります。
ただし、支給される制度や金額は死亡時の状況や功労、自治体の規定によって異なります。
Q.5:消防士が殉職すると二階級特進するのですか?
消防士が殉職した場合に、必ず二階級特進するわけではありません。
所属する消防本部の制度や本人の功績、死亡時の状況などによって、死亡後に特別昇任が行われる場合はありますが、全国の消防職員に共通する一律の「二階級特進制度」があると考えるのは適切ではありません。
そのため「殉職=必ず二階級特進」と断定せず、各消防本部の規定に基づいて判断されると理解しておきましょう。
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消防士は殉職しないように毎日訓練している


消防士が年間で数名殉職しているのは、まぎれもない事実です。
しかし、過去の教訓から殉職者は減少傾向にあり、過剰に心配する必要はありません。
また、新たな殉職者を出さないために毎日厳しい訓練を行っていることも理解しておきましょう。
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よくある質問
- 殉職とはどういう意味ですか?
-
殉職とは、職務や職責を果たそうとする過程で命を失うことを指す言葉です。消防士や警察官、自衛官など、危険を伴う職業でよく使われます。
- 消防士は年間何人くらい殉職していますか?
-
総務省消防庁の資料によると、令和6年中に公務で死亡した消防職員は3人で、内訳は救急1人、演習・訓練等2人でした。人数は年により変動します。
- 消防士が殉職すると必ず二階級特進しますか?
-
二階級特進は慣例として行われていますが、殉職すれば必ず適用されるわけではなく、消防本部の制度や本人の功績、死亡時の状況によって異なります。


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