消防士採用試験の内容は?概要・難易度・対策法を東京消防庁OBが解説

「消防士になりたいけれど、試験がどれくらい難しいのか分からない…」

消防士になるには、各自治体が実施する消防官採用試験に合格しなければいけません。

試験は教養試験・論作文試験・適性検査・体力試験・面接試験の5つで構成されています。東京消防庁でも倍率は5〜11倍前後と簡単ではありません。

さらに2026年度からは教養試験の出題数が45問から40問に変わり、自然科学分野が廃止されるなど、制度自体が大きく変わっています。

この記事では、最新の試験区分・難易度・倍率・日程から、科目別の対策法までまとめて解説します。

これから消防士を目指す高校生・大学生・社会人の方は、ぜひ最後まで読んでください。

TOMO LABO

元東京消防庁職員で、消防士の採用試験合格に特化したオンラインスクール「東消塾」を運営している友口です!

最新の試験制度もふまえて、合格に必要な情報を余すところなくお伝えします。

元東京消防庁職員×プロ公務員試験講師の予備校 東消塾 累計合格者304名・合格率81.5%

累計合格者304名・合格率81.5%。
最短3ヶ月で東京消防庁合格へ

公式LINEの登録で、3ヶ月合格ロードマップ・東京消防庁 面接対策集・OB講師の授業動画など5大特典を無料で受け取れます。
試験の悩みは、そのままLINEで相談できます。

5大特典を無料で受け取る▶

新しいページで「許可する」→「追加」の2タップで完了

消防士になるまでの全体像(受験資格・試験内容・日程・勉強法)は、こちらのハブ記事にまとめています。

目次

消防士になるには?

消防士になるためには、各自治体が実施している消防官採用試験に合格しなければいけません。

合格後は半年間消防学校で訓練を受け、そこを修了して初めて消防士として働けます。

流れの詳細は、総務省消防庁の「消防士になるまでの流れ」を参考にしてください。

消防士を目指すうえで最大の関門は、この消防官採用試験に合格することです。

試験では教養試験・面接試験・体力試験などを通じて、消防士としての能力を総合的に判断されます。

合格するには、試験内容と正しい対策方法を事前に理解しておくことが欠かせません。

希望する消防本部で働くためにも、消防官採用試験について熟知しておきましょう。

TOMO LABO

消防学校での訓練を終えてはじめて消防士と名乗れます。

まずは目の前の消防官採用試験を突破することに集中しましょう。

採用試験を受けるために知っておきたいこと

消防士の採用試験を受けようと思ったら、まず試験区分・受験資格・難易度や倍率・試験日程の4項目を知るところから始めましょう。

何も知らないままでは、いざ受験しようと思ったときに時期が違ったり資格がなかったりして、そもそも受験すらできなかったというケースもあります。

そうならないためにも、基本的な試験情報は事前に確認しておきましょう。

試験区分

消防士採用試験には、4つの試験区分があります。

上記の詳細は、各自治体によって多少違いがあります。

学歴不問で、年齢のみで区分している自治体もあるのです。

受験資格

各自治体によって受験資格はさまざまですが、多くの自治体では次の条件を提示しています。

身長が「おおよそ」とされるのは、その身長に満たなくても合格できる可能性があるからです。

ほとんどの人は、年齢制限以外の項目で受験できなくなることはないでしょう。

ちなみに東京消防庁では令和5年から身長・体重制限が撤廃され、令和6年の試験からは専門系とⅠ類試験の年齢制限が36歳未満へ引き下げられました。

難易度・各年の倍率

消防士採用試験の難易度は高く、毎年多くの人が不合格となり、夢半ばで消防士になるのを諦めています。

各年・各消防本部で倍率に違いはありますが、令和6年度の東京消防庁の倍率はⅠ類1回目が5.6倍、2回目が11.2倍、Ⅲ類が6.6倍でした。

地方消防の場合、受験者数は東京消防庁より少ない一方で採用予定者数も少なく、結果として合格倍率が高くなる自治体もあります。

「自分が受験するのは倍率が低い年だといい」と運任せにせず、多くの受験者の中で勝ち抜ける実力を身に付けることが大切です。

東京消防庁採用試験の合格倍率について詳しく知りたい方は、東消塾の別記事も参考にしてください。

試験の日程

各自治体によって試験日程はバラバラで、5〜11月と幅広いため、志望する消防本部の公式サイトの確認は必須です。

東京消防庁の場合、Ⅰ類試験は例年5月(1回目)と9月(2回目)、Ⅲ類試験は例年9月に第1次試験が行われます。

Ⅲ類試験は令和7年度から2回目も新設され、例年1月に第1次試験が実施されています。

このように、前年までなかった試験区分が新設されたり、逆に廃止されたりすることもあります。

希望する消防本部の採用情報は、直前だけでなく定期的にチェックしておきましょう。

TOMO LABO

試験区分や倍率、日程は毎年のように更新されます。

思い込みで動くのが一番危険なので、志望する消防本部の最新情報は必ず自分の目で確認してください。

あわせて読みたい 消防士試験のスケジュールは?申込みから合格までの流れを解説
元東京消防庁職員×プロ公務員試験講師の予備校 東消塾 累計合格者304名・合格率81.5%

東京消防庁を目指す方へ

読んで終わりにしない。
あなたは「受かる側」に入れますか?

  • ✔合格が1年遅れると、初年度年収約500万円を失う計算です
  • ✔元東京消防庁職員による無料の合格診断(オンライン・約40分)で現在地を判定
  • ✔累計合格者304名・合格率81.5%の東消塾が、今の学力から最短ルートを一緒に組みます

無料の合格診断を予約する ▶

その場で入塾を決める必要はありません。内容は持ち帰って、あなたのペースで検討できます。

消防官採用試験の内容と対策

消防官採用試験は、第1次試験と第2次試験の2回に分けて行われるのが一般的です。

具体的な試験内容は以下の表を参考にしてください。

区分試験項目詳細
1次試験教養試験知能分野27題(文章理解・語句の用法・英文理解・判断推理・空間概念・数的処理・資料解釈)+知識分野13題(人文科学:国語・歴史・地理、社会科学:法学・政治・経済・社会事情)/試験時間2時間
1次試験論作文試験課題式による論作文試験(600字以上800字程度、1時間)
1次試験適性検査消防職員としての適性について検査
2次試験体力試験消防官として職務遂行に必要な身体・体力・健康度を検査
2次試験面接試験個人面接

※参考:東京消防庁採用情報サイト「多様な試験制度」

第1次試験では、教養試験や論作文試験などの筆記試験がメインになります。

ここで最低限の合格ラインに届いていない場合は、不合格になるため注意しましょう。

第1次試験に合格すると、第2次試験で面接や体力試験に進みます。

なお東京消防庁では、第2次試験は以前は午前開始のみで所要時間が8時間程度でしたが、現在は午前・午後の2部制になり、所要時間は4時間程度に短縮されています。

面接のやり方などは消防本部によって異なるため、注意が必要です。

教養試験の内容と対策

教養試験(筆記試験)は、Ⅰ類なら大卒程度、Ⅲ類なら高卒程度の一般教養を試される試験です。

東京消防庁では2026年度から出題形式が大きく変わり、これまで45問だった出題数が40問に減りました。

変更の中心は知識分野で、18題から13題に減った分、これまで出題されていた自然科学(数学・物理・化学・生物)が出題対象から外れています。

知能分野は27題のまま変わらず、知識分野は人文科学(国語・歴史・地理)と社会科学(法学・政治・経済・社会事情)のみになりました。

試験時間は40問になった後も2時間のままで、1問あたりにかけられる時間は以前より増えています。

東消塾の分析では、知能分野のうち数的処理と判断推理だけで全体の3割前後を占め、教養試験全体でもっとも配点の大きい領域になっています。

これは経験則ですが、東消塾に寄せられる受験生の声を見ても、数的処理でつまずいて足切りに届かない相談が目立つのです。

教養試験はマークシートの五肢択一方式で、もっとも対策に時間がかかる試験項目です。

遅くとも試験の半年前には勉強を始めないと、十分な点数を取るのは難しいでしょう。

最新の出題傾向に沿った演習は、東消塾の直前対策授業でも扱っています。

論作文試験の内容と対策

論作文試験(小論文)では、災害・防災、集団行動、将来の展望、時事問題など、さまざまなテーマへの論述が求められます。

配点は教養試験よりも高いため、しっかりとした対策が必要です。

東京消防庁で過去に出題された論作文試験のテーマは、東消塾の別記事で年度ごとにまとめています。

論作文試験対策では、自分で書いた小論文をなるべく第三者に見てもらい、フィードバックを受けることが重要です。

小論文では客観的な事実をもとに、自分がどう感じているのかを論理立てて述べる必要があります。

日頃から時事問題や消防に関する事柄へのアンテナを高くしておき、考察したり意見を持ったりする習慣をつけましょう。

適性検査の内容と対策

適性検査は、その名の通り消防士としての適性を測るための検査です。

内田クレペリン検査で不合格になることはほとんどありませんが、YG性格検査で回答に矛盾が多いと不合格にされる可能性があるため注意が必要です。

ちなみに東京消防庁では、令和6年からⅠ類試験の適性検査に「SPI3」という検査法を導入しています。

SPI3の対象となるのは専門系とⅠ類(1回目)を受験する場合のみなので、注意しましょう。

適性検査対策は、とにかく繰り返し問題を解き、早さや正確性に慣れるしかありません。

得意不得意はありますが、練習すれば最低合格ラインを超えられるでしょう。

体力試験の内容と対策

体力試験は、文部科学省の「新体力テスト」でおこなわれる種目をベースに、業務に支障をきたさない基礎的な身体能力があるかどうかを測る試験です。

体力試験と同時に、身長・体重・視力・色覚・肺活量など、業務遂行に必要な身体を有しているかも検査します。

対策は、実際に試験でおこなわれる種目でトレーニングすることに尽きます。

無闇に必要ない筋肉まで鍛えるより、試験で必要な筋肉・体力だけを付けるほうが効率的です。

最低限のトレーニングは必須ですが、強靭な肉体を持たずとも合格は十分に狙えます。

筋肉がそこまで必要ない理由は、東消塾の別記事で詳しく解説しています。

面接試験の内容と対策

面接試験(口述試験)は数ある試験項目の中でも最重要で、合否を分ける大きなポイントです。

面接カードに事前に書いた志望動機や自己PRをもとに、多角的な質問を受けます。

対策で有効なのは、徹底的な自己分析と、第三者との実践的な模擬面接です。

「なぜ消防士になりたいのか」はほぼ必ず聞かれるため、入念に準備しましょう。

面接試験で聞かれる可能性の高い質問は、以下を参考にしてください。

自身に関する質問だけでなく、「消防士に必要なものは何か」など業務に関する質問もされるため、仕事内容への理解も深めておく必要があります。

さらに多くの質問と回答例を知りたい方は、東消塾の別記事も参考にしてください。

TOMO LABO

科目ごとに配点も対策の仕方もまったく違います。

特に教養試験は範囲が広いので、早めに優先順位をつけて取り組みましょう。

高卒と大卒で試験内容に違いはある?

消防官採用試験は高卒と大卒に区分が分かれていることがほとんどで、受験資格を満たしていなければ受験できません。

受験区分に違いはあるものの、試験内容自体に大きな差はありません。

具体的に異なるのは「教養試験の範囲」と「論文試験か作文試験か」の2点です。

高卒程度の教養試験では、高校までの知識が中心に出題されます。

大卒程度の教養試験では、高卒程度よりも高度な知識や論理的思考力が求められるのが特徴です。

論作文試験も、論文か作文かによって難易度が異なります。

大卒程度の試験では、出題テーマも複雑で難しいものになりやすいと理解しておきましょう。

TOMO LABO

区分による差は思っているより小さいものです。

学歴で不安になるより、目の前の対策を積み重ねるほうが合格に近づきます。

消防官採用試験と他の公安系試験との併願について

消防官採用試験を受験する人の中には、消防士が第一志望ではない人も少なくありません。

警察官や自衛官など、働き方が似ている公安系職員と併願しているケースも増えています。

消防官採用試験は、日程さえ被っていなければいくつ併願していても問題ありません。

公安系試験に限らず、他の消防本部の採用試験と併願している人も多くいます。

併願していることを理由に合格後に辞退する人もいるため、合格倍率を気にしすぎる必要はないでしょう。

TOMO LABO

併願していること自体は不利になりません。

ただし面接では志望動機の一貫性が問われるので、その本部を選ぶ理由はしっかり言語化しておきましょう。

あわせて読みたい 東京消防庁は併願できる?他消防本部との受験戦略を解説

消防官採用試験に関するよくある質問

Q&A

Q. 消防士になるのに資格はいる?

A. 消防士になるのに資格は必要ありません。

資格を持っているからといって、消防官採用試験に合格しやすいわけではない点も理解しておきましょう。

Q&A

Q. 消防官採用試験ではスーツを着なければいけない?

A. 服装の指定がない場合は、スーツでなくても問題ありません。

ただし採用試験に合った落ち着いた服装が望ましいため、スーツかオフィスカジュアルが無難です。

Q&A

Q. 採用試験の合格基準はどこでわかりますか?

A. 採用試験の合格基準は、公式には発表されていません。

教養試験で高得点を獲っても、面接試験が理由で不合格になることもあります。

試験全体でバランス良く高評価を得られれば、合格できる可能性は高くなります。

TOMO LABO

細かい疑問は放置しないことが大切です。

早めに解消しておけば、本番で余計な不安を抱えずに済みます。

▼あわせて読みたい関連記事

よくある質問

消防士採用試験にはどんな試験がありますか?

教養試験・論作文試験・適性検査・体力試験・面接試験の5科目で構成され、筆記中心の第1次試験と面接や体力検査を行う第2次試験の2段階で実施されます。

高卒程度と大卒程度で試験内容に違いはありますか?

試験内容自体に大きな差はありませんが、教養試験の出題範囲の高度さと、論文試験か作文試験かという点の2つで違いが生じます。

消防官採用試験は他の試験と併願できますか?

日程さえ重ならなければ併願はいくつでも可能で、警察官や自衛官などの公安系職員や、他の消防本部の採用試験との併願も一般的とされています。

消防士採用試験の内容に関するまとめ

消防士採用試験は難易度が高く、誰でも簡単になれる職業ではありません。

合格するためには、試験内容と対策法を理解し、他の受験者に負けないだけの努力が必要です。

特に2026年度からは教養試験が40問に減り、自然科学が出題対象から外れるなど、対策すべき範囲そのものが変わりました。

最新の制度に沿った対策ができているかどうかで、合否は大きく変わります。

もし本気で消防士になるという夢を叶えたいなら、「東消塾」で試験対策するのがおすすめです。

東消塾は、東京消防庁合格を目指す予備校であり、元東京消防庁職員と公務員試験講師が指導しています。

LINE公式アカウントでは、試験に関する不安の無料相談を受け付けており、合格するための有益情報を定期的に発信しています。

TOMO LABO

ここまで読んでくれたあなたなら、正しい対策を積めば必ず合格に近づけるでしょう。

分からないことがあれば、いつでもLINEで相談してくださいね。

友口 涼介(東消塾代表・元東京消防庁職員)

この記事の監修者

友口 涼介東消塾 代表/dcn株式会社 代表取締役/元東京消防庁職員

東京消防庁での勤務を経て、東京消防庁採用試験に特化したオンライン予備校「東消塾」を設立。元消防士としての現場経験と公務員試験の専門講師陣の受験対策を組み合わせ、面接対策や消防士として長く活躍するための心構えまで指導しています。東消塾の合格実績は累計合格者304名・合格率81.5%(2026年9月時点)。記事は東京消防庁・総務省消防庁の公式発表をもとに作成し、制度変更にあわせて更新しています。

講師紹介を見る運営会社

東京消防庁を目指すあなたへ|東京消防庁受験対策 東消塾

🎉合格者累計304名🎉

東京消防庁の採用試験対策「東消塾」

東消塾なら、内情を知る元東京消防庁職員と公務員試験講師と一緒に、迷わず試験対策ができます。

\今すぐ公式LINEで無料相談/

5大特典を無料で受け取る ▶

新しいページで「許可する」→「追加」の2タップで完了

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次