東京消防庁のSPI3を受験するにあたって「何割取れば合格できる?」、「ボーダーは6割?7割?」と気になっている方も多いでしょう。
結論からいうと、東京消防庁はSPI3-Uの具体的な合格点・ボーダーを公表していません。
ただし、SPI3-Uの成績が一定点に達しなければ、その後の論文試験の採点や資格・経歴評定を行わない仕組みがあるため注意が必要です。
ボーダーぎりぎりを狙うのではなく、余裕を持って得点できる状態を目指すことが大切です。
当記事では、東京消防庁SPI3のボーダーや足切り、目標にしたい得点水準、具体的なSPI3対策について詳しく解説します。
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東京消防庁SPI3のボーダーは公表されていない


東京消防庁Ⅰ類の適性検査方式を受験する方にとって、最も気になるのが「SPI3で何点・何割取れば合格できるのか」という点です。
東京消防庁SPI3のボーダーについて、まず理解しておきたいポイントは以下の3つです。
それぞれについて、次項から詳しく説明します。
東京消防庁は具体的なSPI3の合格点を公表していない
東京消防庁では、SPI3-Uについて「○点以上」、「正答率○%以上」といった具体的な合格ラインを公表していません。
そのため、インターネット上で「東京消防庁のSPI3は6割あれば大丈夫」、「7割がボーダー」といった情報を見かけても、それが東京消防庁から正式に発表された数字とは限らない点に注意しましょう。
そもそもSPI3は、一般的な学校のテストのように「100点満点中70点」と単純に考える試験ではありません。
そのため、受験者は公表されていない最低点を予想することよりも問題形式に慣れ、安定して得点できる実力をつけることを優先する必要があります。
SPI3には「一定点」という足切り基準が存在する
具体的なボーダーは公表されていませんが、東京消防庁のSPI3に足切りがないわけではありません。
令和8年度消防官Ⅰ類の適性検査方式では、SPI3-Uの成績が一定点に達しない場合、論文試験の採点および資格・経歴評定を行わないとされています。
つまり「ボーダーが公表されていない=SPI3の点数が低くても問題ない」ということではありません。
SPI3で一定の基準を突破することが、一次試験を通過するための前提になります。
ボーダーぎりぎりを目指すのではなく、苦手分野でもある程度得点できる状態を作っておくことが大切です。
SPI3だけで一次試験の合否が決まるわけではない
東京消防庁Ⅰ類の適性検査方式では、SPI3-Uだけで一次試験の合否が決定するわけではありません。
第1次試験では、SPI3-Uの能力検査・性格検査に加えて、論文試験や資格・経歴評価なども行われます。
東京消防庁は全科目の総合成績によって合格者を決定し、いずれかの科目が一定点に達していない場合は不合格になると案内しています。
そのため、SPI3だけで高得点を取ればいいと考えるのも適切ではありません。
SPI3の対策を十分に行いながら、論文試験などについてもバランス良く準備することが重要です。
東京消防庁のSPI3では何割を目標にすべき?


東京消防庁が具体的な合格ラインを公表していないため「○割取れば必ず合格する」と断定することはできません。
そのうえで、SPI3対策を進める際には以下の3つを意識しましょう。
それぞれ詳しく解説します。
ボーダーぎりぎりではなく余裕を持った得点を目指す
SPI3対策で避けたいのが「足切りさえ突破できればいい」という考え方です。
東京消防庁の具体的な足切り点は公表されていないため、そもそも最低限必要な得点を正確に予測することはできません。
さらに、一次試験はSPI3を含む複数の評価によって合否が決まります。
そのため「あと1問取れれば足切りを突破できる」という水準ではなく、多少難しい問題が出題されても安定して得点できる状態を目指しましょう。
ボーダーを予測することに時間を使いすぎるより、自分の苦手分野を減らす方が実際の合格対策につながります。
練習では7〜8割程度の正答を一つの目標にする
東京消防庁が「7割以上必要」と公式に発表しているわけではありません。
ただし、問題集や模擬問題を利用した学習では、7〜8割程度を安定して正解できる状態を1つの学習目標として設定するとよいでしょう。
ここで重要なのは、一度だけ7割を取ることではありません。
問題によって「今回は8割、次は5割」という状態では、本番でも安定した得点が期待しにくくなります。
間違えた問題を分析しながら、複数回取り組んでも目標水準を維持できる状態を目指してください。
なお、7〜8割という数字は東京消防庁が公表している合格ラインではなく、あくまで対策を進めるうえで余裕を持つための学習目標です。
苦手分野を残しすぎないことが重要
SPI3では得意分野をさらに伸ばすだけでなく、苦手分野で大きく失点しないことも重要です。
例えば言語問題で安定して得点できていても、非言語問題をほとんど解けない状態では思うように得点を伸ばせない可能性があります。
問題集を解いたら、単純な正答率だけでなく、以下の点まで確認してください。
- 言語と非言語のどちらが苦手なのか
- 特定の問題形式で間違えていないか
- 解き方を理解できていないのか
- 時間が足りずに解けないのか
自分が失点する原因を把握することで、限られた勉強時間を効率的に使えるようになります。
東京消防庁SPI3のボーダーを考える際は倍率も確認しよう


東京消防庁が具体的なSPI3の合格ラインを公表していないため、過去の受験者数や合格者数も気になるところです。
令和7年度の東京消防庁Ⅰ類1回目ではSPI3方式の一次試験で597人が受験し、284人が合格しています。
東消塾の整理では、一次試験倍率は約2.1倍です。
単純計算では受験者の半数近くが一次試験を通過したことになりますが、この倍率から「SPI3は○割取れれば合格」と逆算することはできません。
一次試験ではSPI3だけでなく、論文試験や資格・経歴評価なども含めて総合的に評価されるためです。
さらにSPI3-Uの成績が一定点に達していない場合、論文試験などの採点に進まない仕組みもあります。
「倍率が低いからSPI3対策をしなくても大丈夫」と考えるのではなく、まずは足切りを確実に避けられる実力を身につけ、そのうえでほかの試験対策も進めましょう。
東京消防庁で実施されるSPI3-Uとは


東京消防庁Ⅰ類の適性検査方式では、SPI3-Uが採用されています。
既存の教養試験とは試験形式が異なるため、適性検査方式を選ぶ方は特徴を理解しておきましょう。
SPI3について確認したいのは、以下の3つです。
それぞれについて、簡単に説明します。
能力検査
能力検査では言語・非言語分野などを通して、仕事を行ううえで必要となる基礎的な能力を確認します。
東京消防庁SPI3のボーダーを考える際に、特に得点対策が重要になるのが能力検査です。
苦手分野を放置するのではなく問題形式や解き方に慣れ、限られた時間のなかで正確に回答できるよう準備しましょう。
性格検査
SPI3には、性格検査も含まれています。
性格検査では自分を良く見せることだけを考えて回答するのではなく、基本的には自分自身に当てはまる内容を回答することが大切です。
「消防士ならこの選択肢を選ぶべき」と考えて無理に回答を作ると、質問によって回答に矛盾が生じる可能性があります。
能力検査とは異なり、問題集で正解を暗記するような対策は避けましょう。
テストセンター方式
東京消防庁消防官Ⅰ類1回目の適性検査方式では、SPI3-Uをテストセンター方式で実施します。
東京消防庁の案内では、リアル会場またはオンライン会場で受検できる仕組みです。
一般的な筆記試験とは受検方法が異なるため、本番直前に初めて操作方法を確認するのではなくSPI3の問題形式や時間感覚に慣れておきましょう。
SPI3の基本的な内容や教養試験との違いについて詳しく知りたい方は、東消塾で公開している以下のページも参考にご覧ください。


東京消防庁SPI3でボーダーを超えるための5つの対策


東京消防庁SPI3で安定して得点するためには問題集を何となく繰り返すのではなく、自分の弱点を確認しながら対策することが重要です。
特に意識したい対策は、以下の5つです。
それぞれについて、次項から詳しく解説します。
①最初に現在の実力を確認する
まずはSPI3形式の問題を一度解き、自分が現在どの程度得点できるのか確認しましょう。最初から問題集を1ページ目から順番に進める方法もありますが、先に現在地を確認した方が、優先すべき分野を判断できます。
例えば言語問題は8割程度正解できているものの、非言語問題が半分以下であれば、非言語に多くの勉強時間を割いた方が効率的です。
正答率だけでなく、時間内に解けたかどうかも記録してください。
②非言語分野を重点的に対策する
SPI3の非言語分野では計算や割合、速さなど、複数の考え方を必要とする問題があります。
数学に苦手意識がある方は、最初からスピードを求める必要はありません。
まずは解き方を理解し、自力で正解できるようにしましょう。
その後、同じ形式の問題を繰り返し、徐々に解答時間を短縮していきます。
間違えた問題については、答えだけを覚えるのではなく「なぜその計算になるのか」を説明できる状態にすることが大切です。
③言語分野の問題に慣れる
非言語を苦手とする受験生は多いですが、だからといって言語対策をほとんど行わないのもおすすめできません。
言語分野でも、問題形式を理解していなければ回答に時間がかかる可能性があります。
問題集を利用して出題形式に慣れ、文章や選択肢から必要な情報を素早く読み取る練習をしてください。
得意分野だからと放置せず、安定して得点できる分野として仕上げておくことが重要です。
④時間を意識して問題を解く
SPI3では、問題が解けるだけでなく、限られた時間のなかで回答することが求められます。
勉強を始めたばかりの段階では、まず解き方を理解することを優先しましょう。
ある程度問題形式に慣れたら、実際に時間を計って問題を解いてください。
「時間をかければ解ける問題」と「短時間でも解ける問題」を分けることで、今後優先して練習すべき部分も見えてきます。
⑤模試・問題集で安定して得点できる状態を作る
本番前には、複数回問題を解いても得点が大きく変動しない状態を目指しましょう。
一度高得点を取れたからと安心せず、間違えた問題を確認して弱点を減らしてください。
特に、間違えた問題だけをまとめて解き直す方法がおすすめです。
「SPI3の点数が伸びない」、「今の実力で東京消防庁を目指せるのかわからない」という方は、東消塾の公式LINEで試験対策について無料相談できます。
自分に必要な対策がわからない方は、一人で勉強方法に悩み続ける前に相談してみてください。
東京消防庁SPI3で点数が伸びない人に多い5つの特徴


SPI3の問題集を繰り返しているのに「なかなか正答率が上がらない」という方もいるでしょう。
点数が伸びない場合、勉強量だけでなく対策方法を見直すことが重要です。
特に以下の5つに注意してください。
それぞれについて詳しく説明します。
問題を解くだけで復習していない
SPI3対策では、問題数をこなすことだけが目的ではありません。
間違えた問題を確認せずに次へ進むと、似た問題が出たときに再び失点してしまいます。
間違えた理由を確認し、時間を空けてもう一度解いてみてください。
一度間違えた問題を自力で正解できるようにすることが、得点アップにつながります。
苦手分野を後回しにしている
得意な問題は解いていて気持ちがよいため、つい苦手分野を避けてしまう方もいます。
しかし、得意分野ばかり解いていても、大幅な得点アップにつながらない可能性があります。
現在の結果を分野ごとに分け、特に正答率が低い部分から優先して復習しましょう。
1問に時間をかけすぎている
自宅学習では正解できるものの時間を計ると得点できない場合、解答スピードに課題がある可能性があります。
最初から無理に速く解こうとする必要はありませんが、問題形式に慣れてきたら時間も意識してください。
どの問題で時間を使っているのかを把握すると、改善すべきポイントが見つかります。
正答率だけを見て弱点を分析していない
「今日は70%正解した」と結果だけを確認して終わってしまうのも避けましょう。
同じ70%でも知識不足や計算ミス、問題文の読み間違えなどによって、それぞれ必要な対策は異なります。
間違いの原因まで分析し、次回同じミスをしない方法を考えることが重要です。
SPI3以外の対策を考えていない
東京消防庁Ⅰ類の適性検査方式では、SPI3だけで一次試験の合否が決まるわけではありません。
SPI3-Uのほかに論文試験なども評価対象になり、それぞれ一定の基準を満たす必要があります。
SPI3のボーダーばかりを気にして、論文対策を後回しにするのは避けてください。
東京消防庁への合格を目的とするなら、試験全体を見ながら勉強時間を配分する必要があります。
東京消防庁はSPI3方式と教養試験方式のどちらを選ぶべき?


東京消防庁Ⅰ類では、SPI3-Uを利用する適性検査方式と教養試験方式があります。
どちらを選ぶか迷っている場合、以下の3つの視点から検討しましょう。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
SPI3方式が向いている人
SPI3方式は、民間企業の就職活動などですでにSPI対策をしている方や、SPI形式の問題に取り組みやすい方に向いています。
また、幅広い知識分野を含む公務員試験の教養試験に負担を感じている方にとっても、選択肢になるでしょう。
ただし「SPI3方式=簡単」という意味ではありません。
一定点を下回ればその後の評価に進めないため、適性検査方式を選ぶ場合も十分な準備が必要です。
教養試験方式が向いている人
教養試験方式は、公務員試験に向けた勉強をすでに進めている方や知能分野・知識分野を含めた教養試験を得意としている方に向いています。
令和8年度のⅠ類教養試験方式では、知能分野27題・知識分野13題の合計40題で実施されます。
ほかの公務員試験との併願状況なども踏まえて検討すると良いでしょう。
自分の得意不得意を確認して選ぶことが重要
試験方式は「SPI3の方が倍率が低そう」、「教養試験は難しそう」といったイメージだけで決めないことが大切です。
実際にSPI3と教養試験の問題に触れ、自分がどちらで得点しやすいのか確認してください。
これまでの学習状況や併願先も考慮すると、自分に合った方式を判断しやすくなります。
「SPI3方式と教養試験方式のどちらを選べばいいかわからない」という方は、東消塾の公式LINEで相談してみてください。
現在の得意分野や勉強状況を整理し、自分に合った試験対策を考えるきっかけになります。
東京消防庁SPI3の受検前に確認したいポイント


東京消防庁SPI3の受検前には、以下の3点を確認してください。
それぞれについて解説します。
受検可能期間を確認する
令和8年度東京消防庁消防官Ⅰ類1回目の適性検査方式では、SPI3-Uの受検可能期間が4月3日午前10時から4月23日午後5時までと設定されています。
期間内にSPI3-Uの受検を完了しなかった場合、第1次試験を辞退したものとみなされるため注意が必要です。
締切直前ではなく、余裕を持って受検日を決めておきましょう。
テストセンターを早めに予約する
SPI3テストセンターでは、指定された期間内から受検日時や会場を選びます。
受検可能期間があるからといって、必ず希望日時を選べるとは限りません。
学校や仕事などの予定も確認し、受検案内を受け取ったら早めに手続きを進めましょう。
前回結果送信を利用する場合は慎重に判断する
過去1年以内にテストセンターでSPI3を受検している場合、前回の受検結果を送信できる仕組みがあります。
送信対象になる前回結果は、最新の受検結果です。
前回の結果に手応えがある場合は選択肢になりますが、自分の結果に納得できていない場合は再受検も検討しましょう。
SPI公式も前回結果に納得しているなら利用し、コンディションなどの理由で満足できない結果だった場合は再受検できると案内しています。
東京消防庁SPI3のボーダーに関するよくある質問


最後に、東京消防庁SPI3のボーダーに関するよくある質問について回答します。
疑問点を解消するためにも、ぜひチェックしてください。
- 東京消防庁のSPI3は何割取れば合格できますか?
-
東京消防庁は、SPI3-Uについて「○割以上」という具体的な合格ラインを公表していません。
そのため「6割なら合格」、「7割なら安全」と断定することはできません。対策ではボーダーぎりぎりを狙わず、問題集や模擬問題で安定して得点できる状態を目指してください。
- 東京消防庁のSPI3に足切りはありますか?
-
あります。
東京消防庁はSPI3-Uの成績が一定点に達しない場合、論文試験の採点や資格・経歴評定を行わないとしています。ただし、その「一定点」が具体的に何点なのかは公表されていません。
- SPI3で高得点なら一次試験に合格できますか?
-
SPI3で高い成績を取ったとしても、それだけで一次試験の合格が決まるわけではありません。
適性検査方式ではSPI3-Uに加えて、論文試験や資格・経歴評定なども行われ、全科目の総合成績によって合格者が決まります。SPI3と並行して、ほかの試験科目も対策しましょう。
- SPI3と教養試験ではどちらが合格しやすいですか?
-
一概にどちらが合格しやすいとはいえません。
SPI3の問題形式が得意な方もいれば、公務員試験の教養試験を継続して勉強している方もいます。実際に両方の問題を確認し、現在の得意分野や準備状況、併願先などを踏まえて選ぶことがおすすめです。
- SPI3はいつから勉強を始めればいいですか?
-
必要な勉強期間は、現在の実力によって異なります。
まずはSPI3形式の問題を解き、言語・非言語それぞれの正答率や解答時間を確認してください。苦手分野が多い場合は早めに対策を始め、問題形式に慣れている方でも本番前には時間を計った練習を行いましょう。
東京消防庁SPI3のボーダーについてのまとめ


今回は、東京消防庁SPI3のボーダーや足切り、目標とする得点水準、具体的な対策方法について紹介しました。
東京消防庁は具体的なSPI3の合格ラインを公表していませんが、SPI3-Uには一定点の基準があります。
また、一次試験はSPI3だけでなく論文試験などを含めた総合成績で判断されます。
ボーダーの予測だけにこだわらず、苦手分野を把握して安定した得点を取れる状態を目指しましょう。
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